春の御詠歌
さへられぬ 光もあるを おしなべて 隔て顔なる 朝霞かな
大意:【遮ることのできない阿弥陀仏の光があるのに朝霞が太陽の光を遮って、いかにもすべての光を遮っているようにたなびいている。】
阿弥陀さまは南無阿弥陀仏とお念仏をお称えする私たちを分け隔て無く必ずお救いくださいます。しかし、私たちの心は大慈悲の光明を隔てているのです。
4月を迎え総大本山では御忌(ぎょき)法要が行なわれます。
御忌とは法然上人のご命日にその遺徳を偲んで営まれる法要のことです。法然上人が掲げてくださったお念仏を称えれば誰でも極楽浄土に往生できるとの教えを私たちの胸に刻みお念仏をお称えしてみてはいかがでしょうか。
(宮林 成彦)