桜花爛漫の4月を迎えました。
 東京・芝の浄土宗大本山増上寺で行われました御忌法要では、まさに桜吹雪の中、お練りで静々と大殿に向かう行列は極楽浄土さながらでありました。特に今年は気温が下がった日もあったせいか桜の花びらが長持ちしたようでしたね。

 灌仏会(かんぶつえ)・お花まつりも、ちょうど学校の新学期が始まったばかりでしたが、子供たちが甘茶をかけ、小さな手を合わせて拝む姿が見受けられました。この国に留まらず、この地球がこれからどのように変わっていくか誰も予想することは出来ませんが、子供たちが社会の宝として慈しみ深く育つよう家族のみならず、社会全体で見守ってあげたいものです。

 お釈迦様は、お生まれになった際に七歩歩かれて「天上天下唯我独尊」と説かれたと伝わっております。ご承知のようにこれは尊大的なことではなく「この広い宇宙の中で、私たちにしか出来ない尊い使命がある」と宣言されたのであります。この世に生まれることが出来て良かった。それは自分だけでなく、家族や多くの人々がそう感じながら歩み、人としてなすべき務めを身につけながら成長していくのであります。この世で出会うことが奇跡であり、また新しい命が誕生することは、より難しいものであると言えるのではないでしょうか。

「ありがとう」は「有ることがまれである」という仏教思想から生まれた言葉と言われております。まさにお釈迦様がこの世に生まれ、私たちに教えを諭していただき、その教えに触れることが出来ることはありがたいことであります。

 桜の花は、私たちの人生と同じ無常を感じさせるのものです。ぜひ、この与えられた人生の一瞬一瞬を大切に本気で過ごし、生かされていることの有難さを感じながら共に歩んでまいりましょう。


 




浄土宗 大光院 〒232-0002 神奈川県横浜市南区三春台139番地 TEL045-241-7676 FAX045-241-7701   
Copyright (C) 2007 daikoin. All Rights Reserved.