今年は台風が上陸することが多くいたる所で被害が発生しています。
地震も含めて災害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。


 10月1日から宗議会が行なわれますので、当初より前日夕方から京都に宿泊する予定でしたが、台風24号の影響で東海道新幹線が止まってしまうということでしたので、早朝、新横浜を発ち京都に入ることにしました。いつもの日曜日でしたら人で埋まっている市街地も閑散としていてお店も臨時休業しているところがほとんどでしたし、総本山知恩院も参拝者はまばらで三十三間堂などは、午前中で参拝受付を取りやめたようです。9月初めの台風21号で強風により倒木や瓦の落下など大きな被害があちらこちらで発生しましたので、今回は備えも怠らないようにされていました。

 申すまでもなく災害は防ぐことはできませんが、私たちが防災の意識を高めることによって減災に繋がっていくことは可能です。災害が起きる度に「想定外」という言葉が使われますが被害を完全に防ぐということは大変難しいことでしょう。しかし、平常時に「いかに被害を減らすか」という事前の対策を施すことによって最小限に抑えることが出来るわけです。

 そこで必要になるのが「共助」という考えです。自分の身は自分で守る「自助」が基本でありますが、地域や友人、或いは職場や組織で助け合いの心を持って事にあたる「共助」が重要であります。都心部では隣にどなたが住んでいるのかわからないこともありますが、年配の方や身体の不自由な方など、災害弱者がいらっしゃるかもしれません。そんな時、挨拶を交わしたりして、もしもの時にいのちを生かすために「共助」の精神を日頃から養っていくことは肝要ではないでしょうか。

 現代の成熟したと言われる社会においては、プライバシーの問題等で世話焼き、面倒見が良い人は敬遠されがちですが、是非、良き隣人となって共助の精神を発揮していただきたいものです。
 私たちは阿弥陀さま、ご先祖さまとも繋がっているのですから!是非、共に生きることで、苦しみ多い現世を安心して暮らしていきましょう。

 




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