私たち人間は様々な生き方をします。嬉しい喜びに満ちることもあれば、辛く悲しいこともあります。徳川幕府を開き、戦乱の世から平静の時代を築き上げた徳川家康の遺訓に次のような言葉があります。

人の一生は、重き荷を負うて遠き道をゆくが如し、いそぐべからず。 不自由を常と思えば不足なし。

 まさに、人の一生は必ずしも楽なものではありません。すべてが思い通りになるものではありません。不自由で不完全で思いのままにならない人生だからこそ、生きる知恵を働かせることが大切なのです。人を思いやる心、自分は充分に満ち足りているんだと知る心が必要になってきます。

  現代のように医療が発達し人間の寿命が延びて長生きできることは本当にありがたいことですが、病の苦しみや死というものが無くなったわけではありません。今生きている命の尊さや、生きている喜びを味わうことが何より大切であります。

  「不自由を常と思えば不足なし」不平や不満などを口に出さず、今生きている、生かされているという幸せを感じましょう。
合掌

(谷口 明信)




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