前回は「懺悔偈」について説明させていただきました。
 この浄土宗入門でお伝えしている「日常勤行式」は大きく三つで構成されています。まず序文(法要を行うにあたって仏さまをお迎えする部分)、正宗文(しょうじゅうぶん:法要で仏さまのお話をうかがう部分)、流通分(るづうぶん:法要を終えたら感謝して仏さまをお送りする部分)の三つで構成されています。前回の「懺悔偈」までが序文になります。
 今回から正宗文の始まりである「開経偈(かいきょうげ)」を説明いたします。
 お経は次の通りです。

 
開経偈
 無上甚深微妙法
(むじょうじんじんみみょうほう)
 百千万劫難遭遇
(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)
 我今見聞得授持
(がこんけんもんとくじゅうじ)
 願解如来真実義
(がんげにょらいしんじつぎ)



 次は「開経偈」の和訓、和訳になります

・無上甚深微妙の法は
・百千万にも遭い遇うこと難し
・我今見聞し受持することを得たり
・願わくは如来の真実義を解し奉らん


【和訳】
この上ないたいへん深く妙なるみ佛の教えには、計り知れないほどの長い年月を経とうとしても巡り会うことは難しいことです。
私は、まさに今、その教えを拝見し拝聴していただくことができました。
願わくは、み佛がご体得された心理をわが身にいただくことができますように。



 この偈文を読む際には、その言葉の意味通り、経典に出会えたことのありがたさに感謝する心を持って、しっかりと頂戴したいものです。

 次回は「回向文」をお伝えいたします。

合掌

(宮林 孝彦)




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