台風が去り今まで以上に暑さを感じるこの頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回は暑さと並んで夏の大敵である「蚊」についてお話しします。

 同じ地獄行きでも生前の罪の重さによって何種類か行き先が変わり、その中に「等活地獄」というものがあります。ここは同じように等活地獄に落ちた者同士で殺し合いをしなければならず、たとえ死んでしまっても風が吹くとたちまち罪人が生き返り、再び殺し合いを続けさせられるという恐ろしい地獄です。ちなみに一度この地獄に落ちると、転生するまで人間界の時間で1兆6653億年過ごさなければならないそうです。この等活地獄ですが、むやみやたらな殺生をした者が落ちるとされています。ケラ・アリ・アブ・蚊などの小虫を殺してしまった場合も懺悔しなければ必ずこの地獄へ行ってしまうそうです。

 また、この時期は各地でお盆となります。お盆にはご先祖様が虫や動物などのいきものに生まれ変わって会いに来るという信仰もあるそうです。そう考えると蚊をパチンと叩いてしまうことにも抵抗感が生まれますね。

 かゆい思いは嫌ですが、相手もちゃんと生きているのだということを忘れたくないものですね。
合掌

(笠井 裕舜)




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