普段ご法事やお棚経などでよく耳にするお経。良くわからない方も多いと思います。そこで今回から私たち僧侶が普段唱えているお経「日常勤行式」についてお話しさせて頂きます。

 「日常勤行式」は大きく三つで構成されています。まず序分(法要を行うにあたって仏さまをお迎えする部分)、正宗文(しょうじゅうぶん:法要で仏さまのお話をうかがう部分)、流通分(るづうぶん:法要を終えたら感謝して仏さまをお送りする部分)の三つで構成されています。
 まず最初は「香偈(こうげ)」です。お経は次の通りです。

香偈
願我身浄如香炉(がんがしんじょうにょこうろ) 
願我心如智慧火(がんがしんにょちえか)
念念梵焼戒定香(ねんねんぼんじょうかいじょうこう)
供養十方三世佛(くようじっぽうさんぜぶー)

次は「香偈」の和訓、和訳になります。
・願わくはわが身浄きこと香炉の如く、
(願わくは、この私の身が香炉の如く清らかでありますように)
・願わくはわが心智慧の火の如く、
(願わくはこの私の心が、煩悩を焼き尽くす智慧の火でありますように)
・念々に戒と定との香を焚きて、
(一念ごとに戒律と禅定の香を焚いて)
・十方三世の佛に捧げたてまつる。
(あらゆる世界にましますみ仏を供養いたします。)

仏さまと向かい合い、これから心身はもとより、そこにある部屋も家も全てが清らかとなって、仏さまのお迎えの準備をする偈文です。

お経の意味を初めて知った方もいらっしゃると思います。ただお経を読むのではなく意味を知り、仏さまをお迎えしご先祖様を思うことが供養となるものであります。
 次回は「三宝礼」を解説いたします。

合掌

(宮林 孝彦)




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